今日は6月限定のクレーム・ブリュレ・ロールをご紹介をします。
夢天菓では毎月違ったロールケーキをご提供していますが、
このクレーム・ブリュレ・ロールは中でも人気の高いロールケーキです。
クレーム・ブリュレとホイップクリームを
キャラメルシロップを浸したスポンジで巻き、
表面をカリカリのキャラメルでデコレーションしたロールケーキです。
上の写真は昨年のものなのでブリュレが1本しか巻いていませんが、
今年のは食べる時のバランスを考え、2本ブリュレが入っています。
これは2013版、焼く前の切り口です。
ところで「プリン」と「クレーム・ブリュレ」の違いって何でしょう?
ふつう「プリン」と呼ばれているものは「カスタード・プリン」のことで
牛乳、全卵、卵黄、砂糖、バニラが原料です。
これをキャラメルを敷いた型に流して蒸し焼きにして固めます。
一方「クレーム・ブリュレ」の原料は
生クリーム、卵黄、砂糖、バニラです。
生クリームを使うことで味が濃厚になり、
卵黄のみを使うことでプリンよりなめらかな口当たりになります。
本来はこの生地を浅い陶器の皿に流し、直接鉄板に並べて低温で焼きます。
そして特徴的なのが、供する直前に表面に砂糖を振りかけて
焼き鏝(こて)やバーナーでカリカリのキャラメル状に仕上げることです。
ブリュレ(brûlée)とはフランス語の「焦がした」という意味で、
クリームの表面を焦がすことから「クレーム・ブリュレ」と言います。
(ちなみに砂糖はカソナードという黒砂糖の一種を使うのが正式)
あえて浅い皿で作るのは、
クリームとカリカリのキャラメルを同じ割合で
最後まで食べれるようにする為です。
でも現在では生クリームで作ったプリン生地も「ブリュレ」と呼ぶようになり、
表面を焦がしてなくても「ブリュレ」と言ってしまったりしています。
そう考えると、
逆にプリンの表面を焼いた「焼きプリン」も
「ブリュレ」なのでは?と思ったりする人もいるのでは?
( 俺です(^^;) )
ですから今となっては「プリン」と「クレーム・ブリュレ」を
正確に分けるのは難しくなりました。
“時代”というものかもしれません。
この「クレーム・ブリュレ・ロール」に巻いてあるものは
定義とおりのブリュレ生地と同様、
なめらかな食感になるように独自の製法で作った「特製ブリュレ生地」です。
さらに隠し味に“オレンジ・フラワー・ウォーター”という
オレンジの花のエッセンスを入れています。
そしてロールケーキの表面をカリカリに焼くことで、
本来の「クレーム・ブリュレ」のスタイルに近づけた訳です。
ひんやりとなめらかなブリュレ生地とフワフワのスポンジに
カリカリの香ばしいキャラメルが合わさると・・・
考えただけでも美味しそうでしょ?
ちまたで「プリン・ロール」はたくさんありますけど、
「クレーム・ブリュレ・ロール」は間違いなく別格です!
ただ、安価な牛乳の部分を高価な生クリームにして作っているため、
材料費はとってもかかります。
そのため16cmで¥1680(ハーフ8cm 840)というお値段ですが、
召し上がればきっと喜んで頂けると思います。
是非一度ご賞味ください。
また一日に作れる数に限りがありますので、
どうしてもという方は是非ご予約をお願い致します。
☆・・☆・・☆・・☆・・☆・・☆・・☆・・☆・・☆・・☆・・☆・・☆
先週は特別注文が少なかったです。
でもみなさんオーダーの時にとっても嬉しそうな様子で、
プレゼントしたい気持ちがひしひし伝わってきました。
もらった人にその気持ちが伝わるよう、
今回も精一杯努めさせて頂きました。
≪ ゴールデン・ボンバー ≫
ゴールデン・ボンバーのメンバーの似顔絵イラストです。
丁度雨があがった時に来店され、
ワクワクされながら帰る姿が印象的でした。
真上から一枚!
≪ いかちゃん ≫
ネットで見つけた絵を、一生懸命真似て描いてきて下さいましたので、
自筆の原型をなるべく崩さないよう線を修正しました。
心温まる、可愛いイラストですね。
こちらも真上から一枚!
今週は以上です。
オーダーして下さった皆様、ありがとうございました。
またのご注文、お待ちしております。
ところで、
今、水ようかんを試作中です。
限りなく「和」である水ようかんを、
よりなめらかで清涼感のある
洋風の食感に仕立ててみようと思っています。
これにより既存の「あんこ」のイメージを一掃させようかともくろんでいます。
近日完成予定!
出来たらブログでもご紹介しますのでお楽しみに!
ついでに来週あたりから「氷ゼリー」も始めますので
併せてよろしくお願い致します。
【お知らせ】
父の日限定「キッシュ」のご予約、ポスター掲げてないのに好調です。
(ポスター作りが遅れています、今週から貼りだします)
ご予約いただいた皆様ありがとうございました。
製造の関係で13日(木)で締め切りとなりますのでよろしくお願い致します。
それでは本日も長文読んで頂き、ありがとうございました。