5月3日より発売の“エクレア”です。。。
今日はちょっと小さく出来てしまったので、“プチ・エクレア”で先行販売しました
夢天菓のケーキの中に「昭和モダン」というカテゴリーがあります。
たぬきケーキ、モカケーキ、ラム・サバラン、スフレチーズです。
昭和40年代~50年代、洋菓子がやっと一般家庭に浸透しはじめた頃のケーキです。
日本人が西洋の文化を追いかけ独自に発展させた、いわば「日本の洋菓子」です。
このエクレアも、そのカテゴリーとして発売します。
昭和40年代当時は冷蔵庫がまだ全家庭になかったらしく、
生クリームではなく室温で保存可能なバタークリームが主流でした。
しかもバターも高価だったので植物性の油脂を混ぜていて口溶けが悪かったです。
現在バタークリーム嫌いな人のほとんどが、
この悪いクリームのイメージのままでいます。
その後「生クリーム」の出現で、バタークリームは衰退の一途をたどりました。
そして「生クリームを使う昭和」になってから
苺ショートケーキやエクレアが出来ました。
そこで、洋菓子のほとんどがフランス菓子になってしまった平成という時代に、
昔の洋菓子を「現代的ハイクオリティー」な内容で復活させたのが、
夢天菓の昭和モダンです。
バタークリームは100%バターの口溶け良いハイクオリティー、
うわがけチョコもクーベルチュールを半分混ぜたハイクオリティー、
生クリームも乳脂肪45%のハイクオリティー、
スポンジ生地はフランス風ではなく、日本人が好きなカステラタイプ、
そしてシュー生地も日本人好みのフワフワタイプです。
最近のエクレアは「純フランス的」なサクサクに焼きあげたタイプで、
カスタードクリームを詰めるのが主流ですが、
日本のエクレアはそんな訳で柔らかい生地にチョコをかけ、
ホイップクリーム(&カスタード)で食べるのが主流です。
あまりにも(エクレアは)普通すぎて、今更的なイメージがありますが、
それは「昔から変わっていないもの」という概念があるからです。
昔のものを昔と同じ品質(クオリティー)で作ることは逆行ですが、
昔のものを現代の品質(ハイクオリティー)で作ることは最新鋭です。
と、思っています。
くどくど長くなりましたが、そんな夢天菓の(最新鋭)エクレアです。
是非一度ご賞味下さい。
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それでは、先週入った特注オーダーのご紹介です。
今週も素敵なオーダー、頂きました。
≪ 愛犬ケーキ ≫
愛犬のダックスフントをケーキにしました。
中は苺ショート、周りはマジパン(アーモンドペースト)です。
色はココアのみで着色しました。
≪ ラプンツェル ≫
CG画像をアニメっぽく描き直したのですが、
配色のコントラストが少し高くなってしまいました。
でもメチャメチャ喜んで頂けたので良かったです。
≪ バレーボールのケーキ ≫
こちらも「愛犬ケーキ」同様、中は苺ショートで周りはマジパンです。
写真うつりの関係でボールの線が見えにくいですが、
けっこうクッキリとリアルにできました。
≪ キョウリュウジャー ≫
戦隊もの、プリキュアなどキャラの多いものは多いですが、
5人まとめて描くのははじめてです。
大勢描くとそれぞれが小さくなってしまうので、
18cmサイズ以上でないときれいに描けないかもしれません。
普通は5人分のイラスト料を頂くのですが、
今回は「影なし」でそれぞれの持ち色意外に共通した色が多かったので、
2キャラ分で描かせて頂きました。
≪ キリン ≫
こちらもCG画像をアニメ化しました。
キリンの胴体部分の黄色だけで6色つかっています。
出来あがりを見ても、よく分からないかもしれませんが、
原画の作者は、顔の部分と胴体の部分で基本的な明度を変える事で、
「背の高さ」を表現したかったのかな?と思いました。
それをそのとおりに描いてみた訳です。
≪ 自作画のケーキ ≫
このケーキの本体は「苺のムース」です。
表面が平らなケーでしたら、イラストは何にでも描けます。
≪ 筆文字イラスト ≫
いつもながらシンプルで好きなイラストです。
3文字の時はこのように縦の並びをずらしてレイアウトするのがコツです。
誰の誕生日か一目瞭然でいいですね!
今週は以上です。
オーダーして下さった皆様、ありがとうございました。
またのご注文、お待ちしております。
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【お知らせ】
5月3日からはエクレアの他、オレンジジュースで作ったクレーム・ブリュレや
フルーツゼリーのタルトがお目見えします。
ロールケーキもチョコとイチゴの2種類で登場します。
かわいい鯉のぼりピック付きです。
どうぞよろしくお願いします。
それでは本日も長文読んで頂き、ありがとうございました。