初秋の味覚第一弾、ブドウとナシです!
梨というと「洋菓子屋さんだから洋梨でしょ?」なんて思う方が多いので、
あえて「和梨」と呼ばせてもらっています。
葡萄は「ピオーネ」という巨峰とマスカットのハイブリッド、
甘さと酸味のバランスが良い、シェフお気に入りの葡萄です。
梨は「幸水」という品種を使っています。
梨は早いサイクルで品種が変わりますので、
次はもう「豊水」になっているかもしれません。
その後、「新高(にいたか)」という品種になったら、
このタルトは終了です。
新高は酸味が強く、実の組織も粗く硬いので
タルト全体の味のバランスを崩してしまうんです。
前置きが長くなりましたが・・・
毎年作っているこのタルトですが、
2012年はちょっとちがいます
例年はタルト台がクッキー生地で、中に赤ワインで戻したレーズンを入れていましたが、
2012年は練りパイ生地でクルミを入れてみました。
クルミの食感と香ばしさは、甘さと酸味の中に驚くほど調和し、
タルト全体をグレードアップさせてくれます。
タルトのフィリングは両方ともチーズ風味のアーモンドクリームです。
このサクサクのタルト台にサクランボリキュール(キルシュ)のカスタードクリームをのせ、
ブドウと梨をドカッと置きます。
つや出しに煮詰めた赤ワインのゼリーをかけ、ミルクチョコを飾りました。
タルト台が変われば全体の印象も変わります。
例年とは一味ちがう2012年の「葡萄と和梨のタルト」
是非ご賞味下さい。
最近タルトの紹介ばっかりなので、
今度はGÂTEAU(ケーキ)をご紹介しますね。
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