新生ブルーベリータルト！ | 静岡県静岡市の西洋菓子店「夢天菓」

フルーツを仕入れていると、
中には熟れすぎて飾りに出来ないものも出てきます。

そのようなフルーツは痛んでしまう前に冷凍して、
コンポートや冷凍ピューレにしてケーキやゼリーに生まれ変わらせます。

先日はブルーベリーが冷凍に貯まったので、
レモンシロップで軽く煮含ませてコンポートにしました。

そのコンポートで作ったのが
≪　ブルーベリータルト　≫です。

この時期になると良く作るので知っている方も多いと思いますが、
いつもやることだからこそ、改良、リメイクをして品質の向上を図っています。

今回の改良点は焼く前のブルーベリーの下に
薄いスポンジを敷いたことが一つ。

今までチーズ風味のアーモンドクリームに直接のせて焼いていたのですが、
水分が多いので、焼くとブルーベリー部分が沈んでしまう欠点がありました。
今回スポンジを敷いたことで余分な水分をスポンジがあらかじめ吸ってくれるので
しっかりと且つ軽い厚みに焼くことが出来て食感が良くなりました。

そしてもう一つはコンポートにした残りシロップをゼリーにしてのせたことです。
このゼリーの食感は軽いタルトにとてもよくマッチし、
見た目の清涼感も演出出来ます。
更には全体のボリュームアップにも一役買っています。
でもそのために今年は氷ゼリーのブルーベリー味はお休みです。
これもコンポートシロップを使っていたのです。

このようにいつも作っているものでも
何かと改良して、より皆様に喜んで頂けるように努めています。

今年の新生ブルーベリータルト、是非召し上がってみてください。

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【オリジナルケーキ＆イラスト等ご紹介コーナー】

今までイラスト及びマジパン細工は１日１件の限定予約で承っておりましたが、
オーダーされるお客様が増えてきたため、
５月から９月まで１日２件まで承らせて頂く事に致しました。

イラストやマジパンのご予約状況及びご注文方法は

トップページ「新着情報」→「【週刊】イラスト・マジパン細工等のご予約状況です」よりご確認ください。

また詳しいご料金はトップページバナー「バースデイケーキのご案内」をご覧ください。

それでは今週もどうぞご覧ください。

≪　バナナチョコケーキ15cm　≫

スポンジの間にもバナナをサンドしたチョコレートケーキ。
飾りのバナナは変色を抑える意味もあってチョコでコーティングしました。
この小さな“チョコバナナ”は周りがパリッとして
これだけでも美味しいんですよ。

≪　バナナチョコマカロン15cm　≫

一方こちらはマカロン仕立てのバナナチョコです。
クリームはちょっとコーヒーを加えて芳ばしさをプラスした上、
チョコを多めにしてマカロンへの水分の移行を抑えました。
飾りのバナナはバナナチョコケーキと同じなのですが、
中のバナナは柔らかい“ガナッシュ”というチョコレートでコーティングしています。
マカロンは組み立てるときどうしても側面が空いてしまうので、
バナナもコーティングは不可欠です。
だからと言ってパリパリのバナナが多すぎるのも、
過剰な食感のギャップになってしまうと思いました。
残ったマカロン生地で小ケーキも作って食べましたが、
思惑はドンピシャで美味しかったです。

これは小ケーキバージョン。

≪　昔ながらのモンブラン15cm　≫

中はスポンジと生クリームで、ハチミツのシロップが浸してあります。
栗の甘露煮もサンドしています。
この甘露煮で作ったモンブランクリームには油脂分が入らないので、
現代的なモンブランに比べてあっさりとして食べやすいのが特徴です。
今はこのスタイルのモンブランが少ないですが、
日本の食文化の歴史には欠かせない一品だと思っています。

≪　すみっこぐらし　≫

【乳製品アレルギー対応チョコレートケーキ21cm　マジパン細工】

バターや牛乳を使わないココアのスポンジと
チョコ味の豆乳のクリームで作ったケーキです。
メッセージプレートも植物油脂で作ったクッキーです。
幸いスイートチョコは召し上がれるということなので、
全体をチョコがけしてチョコ感をアップさせました。
この日は大雨で、マジパンのせると冷蔵した後の結露が心配でしたので、
常温の別箱に入れてご家族に食卓でのせて頂きました。