バタークリームのケーキ | 静岡県静岡市の西洋菓子店「夢天菓」

今週は月曜が営業でしたので、
第3火曜の連休を火・水とさせて頂きました。
疲労困憊のためちょっと怠けてしまい、ブログが遅れました。
楽しみにしてくれていた皆様、ごめんなさい。

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先日の土曜から月曜まで、ホワイトデーに於きましては
溢れるほどの男性のお客様にお越しいただき、誠にありがとうございました。
お陰様で前年を大きく上回る来客数、売り上げをマークしました。

ケーキや焼き菓子を買いに来られる男性のお客様は、
ちょっと強面や仏頂面の人も皆、買う時は優しい表情に変わります。

差し上げる方への愛情を感じますｗ

お客様の中にはお得意様だけでなく、初めてお会いする方も大勢いらっしゃいました。
その方達はたまたまだったかもしれませんが、
それでも「喜んでもらいたい」という気持ちは変わりありません。

僕らは、その愛情を裏切らない物作りをしなくてはならないんだな、と
改めて思いました。

贈り物は気持ちや愛情の塊です。
その先には笑顔がなくてはいけません。

日々仕事に追われていると、ふとその事を忘れがちですが、
忙しい時ほどこの事を思い出さねばなりませんね。
言葉では簡単ですが、意外と切羽詰まるとパニクる人多いです。

休み明けからは心機一転、心してかかろうと思います。

さて次の大きいイベントは「子供の日」です。
今年はどんなケーキで子供たちに喜んでもらおう？

商品開発は苦手で時間がかかりますが、
美味しく、見た目でも喜んでもらえるようがんばります。

まずは「心」、あぁドキドキしてきた･･･

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最近ケーキ屋のブログなのにケーキの話が少なかったので、
今日は一つご紹介したいと思います。

これは普通の生クリームデコレーションではありません。

「バタークリームのケーキ」です。

中年配の方たちはよくご存じかもしれませんが、
昔はこのタイプのケーキが多かったのです。

結婚式の引き出物にも、カットしたバタークリームケーキが入っていたものです。

当時はバターに植物油脂を混ぜていたものが多かったらしく、
「食べると胃もたれする」というイメージが強かったです。

そのため時代の流行と共にバタークリームのケーキは姿を消してきました。

でも幼い頃や若い頃に食べたものと言うのは、懐かしさという要素を多く含みます。

幼い頃家族と一緒に食べたあの味、
初デートで慣れない喫茶店で食べたあの味、
友達と誕生祝いをした時のあの味など、
決して美味しくなかったかもしれませんが、
懐かしさと言うのは、その雰囲気が美味しかったのだと思います。
だからこそ今、食べたがる人が増えています。

平成になった今、製菓技術も進化し素材も良くなってきました。
だから「懐かしさ」という要素は残っていても、品質は上がっています。

バターは100%で口解け良く「胃もたれ」しません。

スポンジもモコモコせずしっとりしてます。

食べる人も大人になり、味覚も肥えてきています。

だからきっと満足してもらえるはずですし、
実際リピーターさんも多いです。

ただ作り方には気を付けねばなりません。
ただスポンジとクリームを重ねればいいのではないです。

バタークリームは2種類あって、卵白ベースと卵黄ベースがあります。

一般的には卵白ベースで、卵白を熱いシロップで泡立てたもの(イタリアン・メレンゲ)に、
柔らかくしたバター、バニラオイルを加えて作ります。
卵黄ベースはカスタードソースとバターを合わせた後、メレンゲと合わせます。

いずれもバタークリームは層が厚くなると、口の中で塊になってしまいます。
そのため、なるべく薄くサンドするのがポイントです。

スポンジを薄くスライスして5枚ほど用意し、
その間に薄くクリームをサンドする事で、
口に入れた時に一瞬の噛み応えのあと、サーッと溶ける訳です。

これが今の生クリーム系やムース系のケーキと大きく違うところです。

今は消えつつある懐かしいケーキと言う事は、
若い人たちにとっては逆に新しいと言う事です。

是非バタークリームの美味しさを知って頂き、

懐かしいケーキから普段のケーキの定番に復活すればと、
密かに願っています。

オーダーはホールで各サイズ、２営業日前のご予約で承ります。
お誕生日の御用でしたら、メッセージプレートとロウソクが付きます。

懐かしみたい方は、是非ご注文をお待ちしております。

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【特別注文ケーキ・イラストケーキご紹介コーナー】

フルカラーイラストケーキ、マジパン細工のご予約の状況を、
『作成可能日』　としてご提示するようにしております。

夢天菓ではイラストやマジパン細工は作成にお時間がかかるため、
基本的に1日1件限定とさせて頂いております。

お渡しの最低一日前までに作成し、
ご予約の当日までイラストは冷凍状態、マジパンは乾燥状態で保存します。
オーダーを頂いた順に作成日を決め、1日ごとに振り分けている訳です。

その振り分けた日以外が『 作成可能日 』です。

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3月17日(木)現在、３月中のフルカラーイラストケーキ及び、
マジパン細工他オブジェの作成可能日はマルの付いた日です。
残り３日となりました。
塗りつぶしは休業日です。

3月22日(火)が最も早く作成できる日ですので、
23日(水)以降でのお渡しが可能という事になります。

ご予定のある方は、「作成可能日」だけでもお電話でご予約をお願いします。

→　０５４－２５７－９００５

ちなみにこちらは4月の予約状況です。
まだ余裕がございますが、5月のゴールデンウィーク中はイラストが描けません。
この時期にご注文予定がある方も、お早めにご予約をお願い致します。

チョコ1色で描き上げる「線描きイラスト」は随時受け付けております。

こちらは塗りが多い「線描き(１)」です。
線枠のみで描く「線描き(２)」も出来ます。
それぞれのイラスト料金はトップページ「バースデーケーキのご案内」でご確認ください。
≪　3代目ＪSoul brothers“岩田剛典くん”　≫

それでは本日もご覧ください。

≪　モンブラン・ケーキ　12cm　≫

スポンジに生クリームと栗をサンドして
モンブランのクリームで覆ったケーキ。
マーガリンのトランス脂肪酸でアレルギーが出るお客様のためのケーキです。
トランス脂肪酸は油脂が酸化する際に精製されるので、
実は生クリームやバターにも含まれます。
ただマーガリンや植物性クリームのように液状の油を可塑性のある状態にしたものの方が
はるかに多く含まれるのです。
当初は普通のモンブランが良いと言う事でしたが、
タルトやアーモンドクリームはバター含有量が多く、
更には一度加熱するので酸化が早く、トランス脂肪酸も多く精製されます。
そのためスポンジだけで作ったモンブラン・ケーキをオススメしました。
少量なら大丈夫と言う事で今回はこのように致しましたが、
アレルギーの度合いによってはこれでも不十分かもしれません。

≪　苺のタルト18cm　ホワイトデー仕様　≫

いつもの苺タルトなのですが、
周りに飾るチョコをホワイトチョコにしてみました。
これだけでホワイトデーっぽくなりますでしょ？
イチゴはいつもより大きめの物をドドンと使いました。
これにはメッセージプレートが付いていたのですが、
中央のイチゴを撮りたくて、プレートをのせる前に写真撮影してしまいました。

≪　ワンピース　“スモーカー中将・トラファルガー・ロー　≫

【モンブラン15cm　マジパン細工・クッキープレート】

お客様のデザイン画を基に、細かい部分を付け足していきました。
マジパン細工は「どのレベルまで出来るか」自分でも未知数なので、
出来る自信がなくても、とりあえず受けてしまうのですが、
確実に出来ない自信があるものがあります。
ガンダムのようにあまりにパーツが細かいものや、角角していないとカッコ悪いもの
エッフェル塔のように細かい空間があるものは、オーダーの時点で断ります。
それもいつかは克服しなければならないのですが、現時点では難しいかも。
でもいつも技術ＭＡＸでかかっています！

２人とも頭の重さで弱冠のけぞっています。。。

≪　仮面ライダーゴースト“ユルセン”　≫

【チョコデコレーション　15cm　フルカラーイラスト(１)なし】

これについてはどうコメントしたら良いかわかりませんが、
強いて言うなら目に光が当たっている白い部分は、
単純だけど効果的なんだなということです。
これだけで目に生命力が出て、ちょっと立体感もでますね。

≪　ハローキティ　≫

【苺デコレーション　15cm　フルカラーイラスト(２)影なし】

不思議ですが、キティは枠線が細いとキティに見えないんですね。
あと目と鼻の位置がちょっとずれると、キティに見えないんですね。
こんな単純な顔なのに、完成された個性があります。
侮って描くと、エライ事になる不思議な顔です。
お客様は「簡単だからすぐ出来るでしょ？」なんておっしゃいますが、
実は結構神経削ってるんですよ(笑)