先週10年ぶりに作ったケーキをご紹介しましたが、
今週も8年ぶりに作るケーキです。
≪ アンズのシブースト ≫です。
「シブースト(仏:Chiboust)」というのは
カスタード・ムース&カスタード・パイ&カリカリのキャラメルの
3つの要素で出来たお菓子の事。
このカスタード・ムースは「クレーム・シブースト」と呼ばれ、
カスタードクリームにゼラチンを合わせ、メレンゲで軽くしたクリームで、
シブースト以外に「サントノーレ」というお菓子にも使われるので、
「クレーム・サントノーレ」とも呼ばれます。
普通はリンゴで作るケーキなのですが、
アレンジしてアンズで作りました。
アンズは生でなく金木犀のお酒で作ったシロップで煮た物を使いました。
その柔らかいアンズをパイケースに入れてエッグタルトみたいに焼き上げます。
カスタードムースもアンズ味です。
カスタードは普通、牛乳+卵黄+砂糖+小麦粉で作りますが、
牛乳を全部アンズのピュレにしてカスタードを作りました。
だから「アンズのムース」になっているんです。
クレーム・シブーストには生クリームやバターを使わないので、
結構あっさりした味わいになりますが、ちょっと食べ応えが欲しかったので、
夢天菓のは中にホイップクリームが仕込んであります。
そして仕上げは砂糖を降って焼き鏝(こて)を当てて、
カリカリのキャラメルにします。
表面が堅いから、いきなりフォークを入れようとするとムースがつぶれます。
フォークでキャラメルを叩き割ってから食べてくださいね。
キャラメルとムースとパイを一度に食べるのが一番おいしいのですが、
なかなか難しいのでせめて最後の一口にやってみてください。
きっと想像以上の味を体験出来ると思います。
久しぶりに作りましたので、今の僕の感性で幾分レシピを変えてあります。
でもこうして過去の作品がレベルアップしていくのが理想と考えます。
過去に召し上がった事がある方にも、
また今回初めて召し上がる方にも、
「美味しい」と感じて頂けるよう、これからも過去の作品を成長させたいと思います。
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【特別注文ケーキ・イラストケーキご紹介コーナー】
夢天菓ではイラストやマジパン細工、オブジェは作成にお時間がかかるため、
基本的に1日1件限定とさせて頂いております。
(ご予約状況は下記「作成可能日」にてご確認ください)
その他の特別注文ケーキは最低3営業日のお時間を頂いており、
一日の作成数に限りはございません。
《 「作成可能日」とは? 》
イラストやマジパン・オブジェはケーキお渡しの数日前に作成し、
イラストは冷凍状態、マジパン・オブジェは常温乾燥状態で保存します。
そのためオーダーを頂いた順に「作成日」を決め、1日ごとに振り分けている訳です。
その振り分けた日以外が『 作成可能日 』です。
毎年10月から12月までのご予約は急速に埋まります。
クリスマス時期(12月27日)までのオーダーはすでに争奪戦になっております。
ご予定のある方はまず「作成可能日」のご予約だけでもお電話をお願いします。
電話→ 0542579005
こちらは10月のご予約状況です
濃いピンクの丸が「作成可能日」、薄いピンクの塗りつぶしが休業日です。
10月25日(火)が一番早く作成できる日ですので、26日(水)以降でご予約を承ります。
こちらは11月のご予約状況です。
12月分のオーダーがかなり入ってきましたので、残り5日となりました。
こちらは12月のご予約状況です。
ブルーの日はもうクリスマスとその準備でイラスト等の作成は一切出来ない期間です。
作成日は27日が一番早い日ですので、28日以降でご予約を承ります。
ご予定のある方はまず「作成可能日」のご予約だけでもお電話をお願いします。
電話→ 0542579005
11月中まではフルカラーイラストがいっぱいでも「線描きイラスト」はお受け致します。
ただこれもあまりに予約が重なると描けなくなりますのでご承知置きください。
12月は3日(土)作成分までお受け致します。
それでは本日もご覧ください。
≪ モカケーキ 15cm ≫
コーヒー味のバタークリームケーキです。
コーヒーのスポンジにコーヒーのシロップを浸し、
コーヒーのバタークリームをサンドしたコーヒー尽くし。
食感のアクセントに素焼きのアーモンドを飾りました。
夢天菓の「昭和モダンシリーズ」の定番でもあります。
≪ ナシとラズベリーのケーキ 15cm ≫
先週ブログでご紹介して早速ホールでのオーダーを頂きました。
有難うございます!
ホールは過去にもオーダーがなかったので嬉しさひとしおです。
ただ通常のホールのような高さに作れなかったのと、
丸いナシを同じ様な形にカット出来なかったのが申し訳なかったです。
ナシのカットに関してはまだ改良の余地がありそうです。
≪ ブドウのタルト 15cm ≫
今ショーケースでがんばってくれているケーキの一つです。
チーズとクルミのパイにキルシュ風味のカスタードをしぼり、
ピオーネをたっぷりのせて赤ワインのゼリーで仕上げます。
飾りにミルクチョコのリングと皮付きのピオーネを飾りました。
≪ イチゴとブルーベリーのタルト 15cm ≫
基本ベースは定番苺のタルトです。
これにブルーベリーをたっぷり折り込み、
ブルーベリーリキュールで香りを付けたイチゴゼリーで仕上げました。
イチゴとブルーベリーをどう並べようか悩んでしまいましたが、
食べやすく、カットした時に両方平均して盛られるように出来たと思います。
≪ フルーツタルト 18cm 12cm ≫
通年で使うフルーツは、
苺、オレンジ、パイン、バナナ、キウイ、ブルーベリーの6種類です。
でもその季節で、その時に使っているフルーツで召し上がれるものがあれば
それらもつかってバリエーションに富んだフルーツタルトにすることが出来ます。
今回は「フルーツなら何でも好き!」という方達でしたので、
こんなに彩りの良いフルーツタルトになりました。
柿、ブドウ、ラズベリーが加わっています。
たまたまあった「レインボーキウイ」を使ってみました。
≪ メロンのショートケーキ 21cm ≫
本当は7月頃が一番美味しいメロンですが、
今は一年中手に入るようになりましたね。
でも仕入れた時に堅く熟れていない物が多いので、
早めに仕入れて店で熟させてから使うようにしています。
今回では1週間ほどかかりました。
これからの時期もメロンショートは出来ますが、
通常の特注ケーキと同じ「3営業日前」では良い物が作れなさそうです。
出来る限り早めのオーダーをお願いします。
≪ スフレチーズケーキ フルーツ飾り 15cm ≫
僕も個人的に大好きなケーキで、破損が出るとちょっと嬉しかったりします(笑)
今回はフルーツを飾ってありますが、もちろんないのもOKです。
シンプルにスフレチーズを味わいたい時も有ると思いますので。
ただ焼きっ放しで色気がないので、バースデーケーキとしては
華やかになるフルーツ飾りをご提案しています。
ご料金に差はありますが、お好みのタイプをお選びください。
≪ ヒヨコのケーキ 12cm ≫
【フルーツデコレーション カラーリングクリーム アイシングクッキー】
「とにかくヒヨコが大好き」ということで、
お客様のデザイン画をそのままケーキにしました。
ヒヨコ型に抜いたスポンジにクリームを塗って模ったので多少いびつですが、
かなりイメージ通りには出来たと思います。
口ばしと足はチョコレートで出来ています。
≪ サッカーボールのケーキ 15cm ≫
【フルーツデコレーション】
よく「まん丸のサッカーボールを」と言われるのですが、
強度が理由で「無理」です。半球になります。
但し、表面全体を堅いチョコレートで覆ってよいのなら「球体」も可能です。
その代り箱の関係で12cmサイズしか出来ないし、
お値段張りますし、何より食べにくいですよー(笑)
やはり何かと「半球」が一番ですね。
≪ ダッフィー ≫
【フルーツデコレーション12cm 線描きイラスト(2)】
めったにないオーダーですが、本当に「線」だけのイラストです。
鼻と目の塗りつぶしは対象外です。
でもスタッフに「外枠だけ太い線にしてみたらどうですか?」と言われて
そのようにやってみたら何ともメリハリのある画像に!
ちょっとしたことで絵の出来が大きく変わるんだと、改めて実感しました。
≪ 小さなプリンセスソフィア “ソフィアとアンバー” ≫
【チョコデコレーション15cm セピアイラスト(1)影なし】
最近ではメニューに入れなくなった「セピアイラスト」。
チョコとバタークリームだけで様々な階調を作って着色する方法です。
とても風合いの良い仕上がりになるのですが、
手間がフルカラーとほぼ同じなので料金も同じです。
そのためフルカラーを選ぶお客様ばかりになり、いつの間にかメニューから消えました。
敢えてシックな仕上がりにしたい時は、
「セピアイラスト」オススメです。
≪ おかあさんといっしょ“ワンワンとウータン” ≫
【苺デコレーション15cm 線描きイラスト(1)影なし】
2才くらいのお子様にはいつも人気のキャラクターですね。
思えば過去に何度描かせて頂いたか知れません。
でも不思議なもので、空で描くと似ないんですよね。
微妙な顔のバランスが、こういったキャラにはあるようです。
何度も描いていますが、何度も初心に戻らされる不思議なお題です。
≪ 妖怪ウォッチ “KKブラザース” ≫
【苺デコレーション15cm フルカラーイラスト(1)影なし2キャラ】
ほぼ同じ形なのですが、全く違う色合いなので2キャラ分です。
でも通常2キャラだとそれぞれが小さくなったり、
デッドスペースが多くなったりするのですが、
上手い事全体に描くような構図なのでこれは大成功です。
2キャラ分しっかりボリュームがある仕上がりになりました。
本日のご紹介は以上です。
オーダー頂いた皆様、本当に有難うございました。
またやむなくお断りしてしまったお客様には改めてお詫び申し上げます。
最近の傾向として、昨年オーダーを逃したお客様は翌年、
かなり早い時期にオーダーされます。
甚だ勝手ではありますが、次回は是非とも一層お早目のご注文をお願いし、
描かせて頂ければ嬉しい限りです。
またのオーダーお待ちしております。
それでは本日も長文お付き合い頂き、有難うございました。