きまぐれ更新ブログ

プチ・エクレア

もうご存じの方もいらっしゃると思いますが、

夢天菓では「昭和モダン」と名付けているケーキ達があります。

 

ラム・サバラン

たぬきケーキ

モカ・ケーキ

スフレチーズ

昔ながらのモンブラン

 

みんな昭和40年~50年ほどにケーキ屋さんでは定番だったものです。

 

そしてその仲間なんですが、
夢天菓ではたまにしか作らない当時のケーキがこれ

エクレアです。

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普通より小さいので、夢天菓では「プチ・エクレア」という名前です。

 

丸ではなく長く焼いたシュー生地にチョコレートをかけ、
生クリーム(とカスタード)を絞ったケーキ。

 

実は日本独特のスタイルらしいです。

 

エクレアの語源はフランス語のエクレール(éclair)、稲妻と言う意味からきています。

細長いシュー生地の焼けた時の裂け目が稲妻のようであることから、この名前になったようです。

 

日本のシュー生地はソフトタイプと呼ばれ、
焼いてからふんわりするものが主流でした。

 

でも本場ヨーロッパのシュー生地はほとんどがハードタイプで、
中までサクサクに焼き上げたものが主流です。

 

しかも中身はカスタードクリームのみで、
チョコではなく、甘―いフォンダンと呼ばれる結晶化した糖蜜をかけます。

 

最近ではこのスタイルでエクレアを販売するお店が増えてきましたね。

より、ケーキが「本場フランス」に近づいた例でもあります。

 

そのためもあってか、日本人好みのエクレアは、
普通のケーキ屋さんではあまり見かけなくなってきました。

 

「日本人好み」と言う視点と、クリームを詰めてしっとりしても美味しいという理由で
コンビニではたいていこのスタイルですが、

どれを食べても悪いクリームだしチョコはベッタリで美味しくないので、
なおさら日本スタイルのエクレアはイメージが低くなっているようです。

 

しかもコンビニは安く、安く売ってしまうので、
小さくて210円のエクレアはどうしても高いイメージなのか売れ行きは今一つ。

 

ちゃんと作れば材料費もかかるし、こんなに美味しいのに・・・

でもショーケースに長く置いておくとどうしても乾燥しちゃう・・・

 

だからたまにしか作らないんです。

しかも状態が悪くなってきたら、あっても下げちゃいます。

ラッピングすれば乾燥も防げるのでしょうけど、
見合った包材もなかなか良いのが見つかりません。

(何故かあるのは「シュークリーム)印刷されているものばかり)

 

言われてみれば昔のショーケースは今のものほどケーキが乾燥しなかったのもあります。

だからむき出しでも乾燥しなかったのかも。

 

たまに作るのはちょっとした反抗です。

「まだ作っている店あるんだ」と思ってくれればいいと思っています。

 

そして「乾燥」が克服出来たら、レギュラー入りさせたいと思っています。

 

それまではない事が多いですが、
見かけたら是非召し上がってみてください。

 

スタッフがいつもロスを楽しみにしています。

でもそれも、美味しい証拠かもしれませんね(笑)

 

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【特注ケーキご紹介コーナー】

 

フルカラーイラストケーキ、マジパン細工のご予約の状況を、
『 作成可能日 』 をご提示するようにしております。

夢天菓ではイラストやマジパン細工は作成にお時間がかかるため、
基本的に1日1件限定とさせて頂いております。
お渡し当日までイラストは冷凍状態、マジパンは乾燥状態で保存します。
オーダーを頂いた順に作成日を決め、1日づつ振り分けている訳です。

その振り分けた日が『 作成可能日 』です。

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9月15日(火)現在、
9月中のフルカラーイラストケーキ、マジパン細工のご予約は締め切らせて頂きました。
10月は4日(日)以降のお渡しで承ります。

10月のオーダーも既に10件ほど入り始めました。
これからクリスマス前までは毎年ご予約が早めに入って参ります。
フルカラーイラスト及びマジパン細工は「1日1件」限定です。
ご予定のある方は、イラスト作成日だけでもお電話でご予約をお願いします。

→ 054-257-9005

 

チョコ1色で描き上げる「線描きイラスト」はフルカラーがいっぱいでも随時受け付けております。
前回のブログで「線描きイラスト」の作品例をご紹介していますので、是非ご覧ください。

 

 

それでは本日もご覧ください。

 

 

≪ 青のエクソシスト “奥村雪男のぬいぐるみ” ≫

 【チョコデコレーション12cm 線描きイラスト(1)】

ぬいぐるみを描いてみました。
似顔絵みたいでかわいいですよね。
このチョコレートケーキには「線描きイラスト」が良く似合います。
全体的にシックに仕上がるので結構好きな組み合わせです。
チョコレートケーキの場合は背景を白いクリームかチョコのクリームを選ぶ事が出来ます。
イラストの内容によっては白が映えたりチョコ色が映えたりするので、
オーダー時にお客様に選んで頂いています。
先週のブログで「背景チョコ色」の作品を紹介していますので、
よろしければ見比べてみて下さい。

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≪ そらじろう ≫

 【苺デコレーション15cm フルカラーイラスト(2)影なし】

お天気コーナーのキャラクターなので、
アドリブで周りに「お天気」を描いてみました。
非常に単純な絵ですが、絞っているバタークリームが指の熱で溶けてくるために
広い範囲を塗りつぶすと途中で色が変わってきてしまいます。
だから黄色い部分は何度も絞り袋を変えて、色が同じになるよう気を付けてました。
簡単なものほど、思わぬところに落とし穴があるものです。

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≪ シンデレラ ≫

 【フルーツデコレーション15cm フルカラーイラスト(1)影なし】

実は今月に同じ画像を描きましたが、
色合いは同じにはなりませんでした。
毎回その時の感覚で見た色をその場で調合して色をいれているので、
一部が違うとその箇所の色を基準に全体のバランスを整えて色づくりをするため
同じ画像でも同じ色合いにならないんです。
これは必ずオーダー時お客様にはご了承頂いています。
また、たまたま同じ原画を持っていたから出来ました。
基本的に原画を見ながらの作業なので、
ブログの前作からはお描き出来ないものも多いのでご了承ください。

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≪ アナと雪の女王 “エルサ” ≫

 【フルーツデコレーション21cm フルカラーイラスト(1)影あり】

髪の毛やまつ毛など、今までのエルサとはディテールの細かさが違います。
これは最大サイズの21cmだからこそ成し得たことです。
どのサイズのイラストも「チョコ枠の太さ」はほぼ同じです。
ですので、同じ線の数を描くとすると、
画像が大きければ細かい箇所が鮮明に描け、
小さい画像ではゴチャゴチャした仕上がりにしかならないのです。
もちろん大きければ描くのも一苦労ですが、
鮮明さ、シャープさは一際きれいです。

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≪ ドラゴンボール“仮面のサイヤ人” ≫

 【苺デコレーション18cm フルカラーイラスト(1)影あり】

普通の「影ありイラスト」とは迫力がちがいますね。
じつは影の階調(グラデーション)が4段階もあるのです。
手前の肩の部分で良く分かります。
通常は光の当たっている箇所と影の2階調、ハーフトーンを入れても3階調です。
この階調が多いほど、絵に深みが出てリアルになります。

実はこの画像、原画は血みどろでしたが
「血は描かないで」と希望されたので流血を一切描きませんでした。
イラストはこんな操作も可能です。

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≪ プリンセス・プリキュア “キュア・フローラ” ≫

 【チーズタルト15cm 線描きイラスト(1)】

夢天菓定番のチーズタルトにイラストを描きました。
しかしこのお客様はナッツアレルギーで、アーモンド入りのクッキー生地がNGでした。
そのためナッツ類を含まないパイ生地で作りました。
イラストは「線描き」ですが、筆でチョコレートを薄く塗ってハーフトーンを出しました。
しかし塗る箇所が広かったりするとこの方法が使えません。
筆の跡がどうしても残ってしまうため、きれいな面にならないのです。
あくまでポイントで表情をつけるためのもので、
画像によっては使わない事もあります。

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本日のご紹介は以上です。
オーダー頂いた皆様、本当に有難うございました。

またやむなくお断りしてしまったお客様には改めてお詫び申し上げます。
甚だ勝手ではありますが、次回は是非ともお早目のご注文をお願いし、
描かせて頂ければ嬉しい限りです。

またのオーダーお待ちしております。

 

 

 

それでは本日も長文お付き合い頂き、有難うございました。

 

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