きまぐれ更新ブログ

本日の気まぐれケーキ

夢天菓の冷凍庫には『食材の端っこ』がたくさんあります。

いわゆる、何かを仕込んだ時に使いきれず余ってしまった生地や
オレンジの房をとった後の実の残り、熟れ過ぎてしまったフルーツなどなど。

常にマイナス20度という低温で、良い時の状態で凍らせて保存してあるんです。

 

これらはその場では使えませんが、ある量になると他のケーキに生まれ変わります。

 

 

オレンジは房をとったあともジュースを含んだ部分がいっぱいあるので、
まとめて絞ると1リットルにもなります。

今は、これがオレンジの氷ゼリーになっています。

 

熟れ過ぎたブルーベリーはレモンとシロップでコンポート(シロップ漬け)にします。

これはチーズ生地と一緒に焼き上げてブルーベリータルトになります。

 

イチゴは冷凍すると組織が柔らかくなるし香りも良いので、

粗くつぶしてイチゴムースになります。

 

 

みんな美味しい状態に熟れたフルーツなので、

ケーキにするとわざわざ綺麗なフルーツを使うよりも美味しいケーキになったりするのです。

 

よくショーケースで「本日の気まぐれ」というのがありますが、

ほとんどがこの『食材の端っこ』を使ったものです。

 

 

余っているものは主にフルーツ類で、季節によって色々。

 

春はラズベリーなどのベリー類や甘夏などの柑橘系。

夏はメロンやパイナップル、スモモ。

秋はさつまいもやリンゴ、ブドウなど。

冬は・・・回転が早いからあまりないかな?

 

 

でもこれらはすぐに使わないと、存在を忘れる事があります。

時には季節を外れてしまって「いまさら」になってしまうことも。

これにはいつも、食材には申し訳ないと思っています。

 

だから定期的に冷凍庫を覗いて『食材の端っこ』と話し合い(?)

「さて、何を作ろうかな?」と考えます。

 

僕は家でも、冷蔵庫にあるものだけでおかずを作るのが得意です。

同様、ケーキ作りでも、あるものだけで何とかするのは楽しいです。

 

でもちょっと欲が出て、「あ、これも入れると美味しいかも」と思い付いたときに
その食材が冷凍庫に無いと、新たに食材を仕入れてしまう事があります。

 

これがまた、新たな『食材の端っこ』を生んでしまうんですね。

「それがなくても出来るんだけど、あったらもっと美味しくなる」と

思ってしまうのが悪い癖です。

 

結果、いつまで経っても『食材の端っこ』はなくなりません(笑)

 

 

ショーケースで「本日の気まぐれ」を見かけたら、

「またシェフが『食材の端っこ』を使ったんだな」と思って下さい。

 

レギュラーではないので数は仕込みません(「仕込めません」ですね)

でも『端っこ』だからと言っても味は他のケーキと同様か、時にはそれ以上です。

 

是非、ご笑味くださいね。

 

 

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【特注ケーキご紹介コーナー】

 

フルカラーイラストケーキ、マジパン細工のご予約の状況を、
『 作成可能日 』 をご提示するようにしております。

夢天菓ではイラストやマジパン細工は作成にお時間がかかるため、
基本的に1日1件限定とさせて頂いております。
お渡し当日までイラストは冷凍状態、マジパンは乾燥状態で保存します。
オーダーを頂いた順に作成日を決め、1日づつ振り分けている訳です。

その振り分けた日が『 作成可能日 』です。

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8月12日(水)現在、

8月の作成可能日は、27(木)、29(土)の2日です。

27(木)にイラスト作成分のケーキは28日以降のお渡しです。

ご予定のある方は、イラスト作成日だけでもお電話でご予約をお願いします。

→ 054-257-9005

 

しかしながら上記『 作成可能日 』はあくまで『 フルカラーイラスト 』の場合です。
チョコのみで描き上げる『 線描きイラスト 』は随時承りますので、
一度ご相談頂ければと思います。

ちなみに『 線描きイラスト 』とはこのようなものです↓↓↓↓↓

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それでは本日もご覧ください。

 

 

≪ 干支の丑と龍 ≫

【フルーツタルト18cm マジパン細工】

お父様お母様の退職祝いに、お二人の干支をマジパン細工でお作りしました。
以前マジパン細工は湿気に弱く、冷蔵庫から出した時に結露してしまうというお話をしました。
ご注文主様は「それでもよいから」と言って下さったのでお引き受けいたしましたが、
何とか良い状態で食卓まで持って行ける方法はないかと考えた末、
『飾りと別々でお持ち頂く』ということを思いつきました。
食卓にお持ちになる直前に、タルトの上にクッキー代ごとのせるようにしたのです。
こうすると、マジパン細工は冷蔵しなくて良いため結露しません。
ただクッキーの台に固定したり、新たに箱代金がかかってしまったりと料金的リスクもあるのですが
これなら湿度の高い夏場でも、綺麗な状態でお出しする事が可能です。
今回は私の思い付きだったのでマジパンだけの料金でやらせて頂きました。

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≪ 筆文字イラスト ≫

【チョコデコレーション15cm 線描きイラスト(1)】

8月8日が結婚記念日なので「八月八日」です。
普通に書くと「八」が両方左側になってしまうため、時計回りに書いてみました。
筆文字イラストとはいえ、筆で書いている訳ではありません。
ポスターを描く時のように、チョコで活字をレタリングするのです。
久しぶりに描きましたが、見たことがある人には定評のあるイラストです。

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≪ 妖怪ウォッチ ”ジバニャン“ ≫

【フルーツデコレーション12cm フルカラーイラス(1)影なし】

配色はもう見ないでも出来るくらい何度も描かせて頂きました(笑)
いつ描いても癒されます。
12cmサイズはイラストを描くスペースが少ないので、
このように顔をボーンと描くと大きいケーキに負けないインパクトが出ますね。
それでも手足まで描いて欲しいと言われることもあるのですが、
広い食卓に置かれた時のことを思い浮かべると、
絵のパーツが大きい方が見栄えがするんです。

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≪ ステゴサウルス ≫

【チョコデコレーション15cm フルカラーイラスト(1)影あり】

恐竜の肌は細かいしわでいっぱいです。
だからどこまで描いたら良いのか悩むところです。
描きすぎなければのっぺりしてしまうし、生真面目に細かく描写すると真っ黒くなってしまいます。
昔から鳥山明先生の絵が大好きで尊敬していています。
何がすごいかと思うのは、必要最低限の「線」で質感をリアルに表現するところです。
キャラクターもハ虫類系をモチーフにしたものが多いので、
今回もネットでいろいろ見て参考にさせて頂きました。
でもさすがに同じ様にはいかないですね(笑)

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≪ SDガンダム “騎士ガンダム” ≫

【苺デコレーション18cm フルカラーイラスト(1)影あり】

オーダー頂いた時、心の中で思った事を正直に言います。
「マジですか?」
見るからに細かく、陰影も繊細でどうしたらよいか分かりませんでした。
それに加え少ない色数でのこのダイナミクス!
結局「見た通り描こう」ということで頑張りました。
グレーの部分だけで、5段階のグラデーションに分けています。
最近の作品の中では傑作中の傑作です(と、思っています)
また一つ、壁を破れたようで嬉しかったです。
貴重な試練を賜り、有難うございました。

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本日のご紹介は以上です。
オーダー頂いた皆様、本当に有難うございました。

またやむなくお断りしてしまったお客様には改めてお詫び申し上げます。
甚だ勝手ではありますが、次回は是非ともお早目のご注文をお願いし、
描かせて頂ければ嬉しい限りです。

またのオーダーお待ちしております。

 

 

 

それでは本日も長文お付き合い頂き、有難うございました。

 

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