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「たかがケーキ屋」だけど・・・

あるデータによると、

開業した飲食店、小売店の7割は、3年以内に閉店するそうです。

そして残りの3割は営業できていても、黒字で潤っているのはその1割程度。

10年営業を存続できるのは、3000企業のうち1企業だけという計算になるそうです。

 

つまりほとんどの企業は、続けていられても苦しい環境で営業をしているということです。

それを知ってから、世の小さな小売店や飲食店をとても尊い目で見れるようになりました。

 

どんな小さな店の店主でも、続いている店は何か光るものがあります。

それが味であるか、サービスであるか、人柄であるかはそれぞれですが、
少なくとも他店より努力し、何よりお客様を大事にしている事は確かです。

 

 

数年前、ある会計士を名乗る人がレストランのカウンターで話していました。

その人は「小さい商店ごときが・・・」という言葉を使っていたのを覚えています。

「社会的地位が低いんだから、会計士の俺に口答えするな」と言った内容です。

ある県庁の職員は「俺はおまえら一般市民とはちがうんだ」と言っていました。

「お前らの為に町を良くしてやっている」みたいなことを言っていました。

 

 

世の中には、就いている仕事の内容で人間の優劣を量る人がいます。

経験上、その人種は高学歴や、難しい試験に合格して職に就いた人、

「先生」と呼ばれる人に多いようです。

 

つまりは、高学歴で収入が多いほど偉い(勝組)という思考です。

 

 

職種や収入で人間を量るなんて、愚の骨頂です。

小学校や中学校で、勉強が出来る人が偉いんだと言っていじめをする子がいるようですが、

それと全く同じ思考回路です。

 

 

そう考えると、顧客やスタッフを大事に敬っている小さな商店の店主の方が、

人として数倍、数百倍優っているように思えてなりません。

弱くても、低収入でも、人に優しく温かい。

心が裕福なのは、店で接客を受けたりすれば感じられます。

 

 

勝ち組?さんは、学問は出来るんでしょう。

でも職種で優劣をつけるなら、

むしろそういった人種の方が「人として劣っている」のではないでしょうか?

つまりは、彼らの方がレベルが低いということになりますね。

かぶっている殻は立派でも、中身がぐにゃぐにゃです。

なのに自分の方が、周りより優っていると勘違いしている。

愚かな人間です。

 

 

全ての職種には「たかが~」と付ける事ができると思っています。

 

たかがケーキ屋、

たかが魚屋、

たかがコンビニ、

たかが会計士、

たかが教師、

たかが県庁職員、

たかが政治家、

 

その「たかが~」の中で、一生懸命、情熱をもってやるからこそ価値がある。

逆に、どんな職種に就こうとも思考が愚かならやっている価値はありません。

そして価値ある仕事をする人たちは決して、

他の職種に優劣をつけることはないんです。

なぜなら、一生懸命やると他業種も敬えるようになるからです。

 

 

とても儲かっているように見えるお店は笑顔があります。

笑顔は、人へのサービスの第一歩だからです。

3000企業のうちの3割は、苦しくても頑張って生きています。

それは顧客からも、スタッフからも愛される努力をしているから。

 

だから、尊い存在に見えるんです。

 

高学歴、高収入でもこれらに気付いている人は尊敬に値するスーパー店主です。

頭がよく、人柄も良い。

どんな人も憧れる存在です。

 

 

僕も「たかがケーキ屋」です。

でも世間に顔向けできるような、一生懸命な店でありたいです。

価値があるかは周りが判断する事ですから、そう言ってもらえるよう努力するのみです。

 

 

そしてスーパー店主にはなれないとしても、

「悲しい愚かな人種」にはならないようにしたいものです。

 

 

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【特注ケーキご紹介コーナー】

 

イラストケーキ、マジパン細工のご予約の状況を、
『 作成可能日 』 をご提示するようにしております。

夢天菓ではイラストやマジパン細工は作成にお時間がかかるため、
基本的に1日1件限定とさせて頂いております。
お渡し当日までイラストは冷凍状態、マジパンは乾燥状態で保存します。
オーダーを頂いた順に作成日を決め、1日づつ振り分けている訳です。

その振り分けた日が『 作成可能日 』です。

↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓

8月4日(火)現在、8月のイラスト作成可能日は

20(水)、21(木)、25(火)、26(水)、27(木)、28(金)、29(土)の7日です。

ご予定のある方は、イラスト作成日だけでもお電話でご予約をお願いします。

→ 054-257-9005

 

しかしながら上記『 作成可能日 』はあくまで『 フルカラーイラスト 』の場合です。
チョコのみで描き上げる『 線描きイラスト 』は随時承りますので、
一度ご相談頂ければと思います。

ちなみに『 線描きイラスト 』とはこのようなものです↓↓↓↓↓

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今週はバースデーケーキのオーダー自体が少ない週でした。
そのためご紹介数も少ないですが、素敵なオーダーばかりです。

 

それでは本日もご覧ください。

 

 

≪ フルーツ・ラム・サバラン 15cm ≫

夢天菓では「昭和モダン」シリーズとして販売しているサバランですが、
元は古典的なフランス菓子の一つです。
一般的に「ケーキ」というイメージからはちょっとはずれるのは、
生地がスポンジではなくパンである事。
このパン生地にたっぷりのラム酒風味のシロップを染み込ませたのがサバランです。
形状は違いますが、昭和40年ころからケーキ屋さんの定番でした。
今はほとんど作られなくなってしまいましたが、

夢天菓のサバランを見て、懐かしんで購入するお客様は多いです。

今回は中にカスタードクリームを詰め、ナッツやフルーツでドレスアップしました。
50代以降の方には懐かしく、また若い人には新しい感覚のケーキ。
こんなケーキ、なかなか無いと思いませんか?

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≪ 紅芋とカシスのモンブラン 12cm ≫

夢天菓の定番で「栗と薩摩芋のモンブラン」というケーキがあります。
でもこのケーキに使う薩摩芋は味の濃い「べにあずま」という品種がとても合うのですが
夏にはこの薩摩芋は手に入らないか、質が劣るかのどちらかです。
そのため、「夏に美味しい薩摩芋」で作ったのがこのモンブランです。
「紅高系(べにこうけい)」という薩摩芋と紅芋をブレンドし、
それにマロンペーストとカシスピューレを合わせて作っています。
台のタルトもカシス生地にカシスの実をのせて焼き込んでいます。
甘いだけでなく、ほんのり酸味が加わるのが「夏バージョン」です。
10月頃になるとまた「べにあずま」が出回りますので、味わえるのはあと2か月ほど。
どうぞ今のうちにお試しください。

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≪ いつものフルーツデコレーション? 15cm ≫

今日のはよくご紹介するフルーツデコレーションと印象が違いますね。
夢天菓のフルーツデコレーションやフルーツタルトには
イチゴ、オレンジ、パイン、バナナ、キウイ、ブルーベリーの6種類を使います。
でもこちらは「キウイ抜き」で作ってあるんです。
つまり、全体から「みどり色」がない事で温暖色でまとまったから印象が違うんですね。
フルーツには好き嫌いがありますので、オーダー時に6種類全部使って良いかお尋ねしています。
そして今回は「キウイがお嫌い」ということでこのようになりました。

ただお客様のほとんどは「これを抜いたら、こんな色あいになる」というイメージをしないようです。
だから出来上がってから「なんか地味?」と思われるケースも少なくありません。

下の画像は6種のフルーツをイメージしたものです。
上の段はきれいな虹色ですが、下の段はみどりがないのでイメージが変わりますね。
黄色や乳白色といった中間色を抜く場合は「華やかさ」に差し支えませんが、
赤やオレンジの温暖色を抜けば全体が寒冷色に、緑や紫の寒冷色を抜けば全体が温暖色になります。
お好きなフルーツだけでカスタマイズする時は、出来上がりの色合いをイメージするとよいですね。

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≪ ベルファイア ≫

【苺デコレーション15cm フルカラーイラスト(1)影なし】

真っ黒なボディのベルファイアを描きました。
でも実物のように「まっくろ」にしてしまうと、細かいラインが消えてしまいます。
そのため「まっくろ」なものを描く時は「濃いグレー」で描くことが多いです。
グレーの濃さが微妙なのですが、それで黒のイメージを出すようにしています。
とくに今回は「影なし」でしたので、同一色で塗りつぶす箇所が多いです。
そのため「グレーの濃さ」は仕上がりの決め手になりましたね。
もし「影あり」なら、白く光った個所や思い切り黒く塗りつぶした箇所をを塗り分けることで
凹凸のラインを描くことが出来るので、より黒い印象を出せるからです。
個人的には、「影なし」の方がシンプルで好きですけどね。

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≪ メロンパンナちゃん ≫

【苺&フルーツデコレーション12m ≪ ベルファイア ≫

ネットでこのようなデコレーションケーキを見つけて大変気に入られたようで、
その画像を真似て作らせて頂きました。
ネットでも数多くのキャラクターケーキを見る事が出来ます。
みんなそれぞれパティシエさんの技術やセンスが反映されていて勉強になります。
イラストの描き方や飾り方、特にイラストとフルーツを一体化させたようなデコレーションは、
なかなかセンスがないと出来るものではありません。
自分のイラストケーキも、まだまだ改良の余地があります。
もっともっと喜んでもらえるよう精進せねばと思ったオーダーでした。

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本日のご紹介は以上です。
オーダー頂いた皆様、本当に有難うございました。

またやむなくお断りしてしまったお客様には改めてお詫び申し上げます。
甚だ勝手ではありますが、次回は是非ともお早目のご注文をお願いし、
描かせて頂ければ嬉しい限りです。

またのオーダーお待ちしております。

 

 

 

それでは本日も長文お付き合い頂き、有難うございました。

 

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