きまぐれ更新ブログ

クレーマーさんの気持ち

今日、「カツカレーが美味しい」というトンカツ屋さんに行きました。
カツカレーは大好物なので、とても楽しみにして行きました。

 

そして運ばれてきたカツカレー、確かに美味かった。

カレーはスパイシー&フルーティー。

カツはジューシー、衣はフンワリとしてサクサク。
何より豚の脂が甘くて美味しかった。

 

のですが・・・

 

2切れ目のカツ切り口に血合いが、しかも赤かった。

 

僕は一応調理師免許を持っているので、
豚肉がしっかり火を通さないといけない食材ということは知っています。
生の豚肉には大腸菌がある為です。

 

だから食べれなかった。

 

でもクレームを言うのは嫌でした。
別に悪気があった訳じゃないと思うし、
 

ただ、お金を払って食べるのだから、
勇気を持って「肉に赤い部分があるんだけど・・・」と伝えました。

 

 

そしたら返ってきた言葉が、

「今日仕入れた豚だから大丈夫だ」 です。

しかも「すいません」じゃなく「ごめんねぇ」です。

 

 

唖然としました。

今日仕入れても、昨日仕入れても豚は豚。
火の通りが甘いのは無菌豚出ない限りダメなはずです。

「無菌豚」という表示はどこにもなかった。

 

 

そりゃ人間が作っているんだから失敗もあるし、
でもこんな対応されたら、
「悪気はなかったんだ」と思ったことがバカバカしくなりました。

 

店主は白髪のベテランと見受けましたが、
この態度にはとても残念でした。

店には「ガンコ親父の~」なんてタイトルがついていましたが、
そんないけないところもガンコなようです。

 

作りかえようとするも、ブツブツと面倒な形相だったので、
頭にきて「もういいよ、そのままで」と返してもらい、
赤いカツの周りだけ食べました。

 

 

ここ10年で最悪のランチでした。

 

 

でもどうやら流行っている店のようで、次から次へとお客が来ます。
まぁ、ランチタイムだからというのもあるし、
長年やってるからクレームなんて慣れっこなのかもしれませんが。

 

そうなると、クレームを言った僕はとてつもない疎外感を与えられたようで
とても寂しい気持ちになりました。

 

そう、クレームを言うことは、辛い事なんです。
クレームになるようなことをされただけで十分辛いのに、
それを店に言うと言う事は、正義でも勇気がいる事です。

それが更に店の態度が悪かったら、どんなに辛く悲しいでしょう。

 

夢天菓にもかつてクレームが何件かありました。

 

どんなに小さなことでも、
そのお客様にとっては大きな残念感です。
大切な時間を、台無しにしてしまっているのです。

 

だから起きた事実は決して否定せず、
真摯に対応して来ました。

台無しにしてしまった時間は取り戻せませんが、
少しでも残念感を和らげる事が出来るよう、努力してきました。
 

 

だからこんな対応をするトンカツ屋が本当に信じられないし、
怒りさえ覚えます。

 

 

今回自分がクレーマーになって、
こういった対応をされて、

クレーマーさんの辛さ、寂しさを痛感しました。

 

どんなに美味いものを作っていても、
人間の対応が悪ければ皆無であることも、改めて痛感しました。

 

 

だから明日から、まずお客様をクレーマーさんにさせないため、
心新たに、自覚を持って仕事に取り組みたいと思います。

 

そしてもしクレームがあったら、
トンカツ屋のことを思い出し、まず謙虚になれと戒めました。

 

 

残念ですが、トンカツ屋のガンコ親父にはある意味
「半面教師で教訓を頂いた」と思うことにします。
 

 

とりあえず、来週は幸せなランチが食べたいです。

 

 

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【特注ケーキご紹介コーナー】

 

先週も素敵なオーダー満載です!

それではご覧ください。

 

≪ マジパンで覆ったケーキ ≫

【苺デコレーション 18cm マジパン細工】

かつて作った事があるデザインをネットでご覧になって、
とても気に入って下さりました。
色合いと顔の部分だけ変えて作りました。
真ん中の顔はお客様が描いた似顔絵を立体的に作ったものです。

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≪ レアーチーズ・バリエーション2種 ≫

当店のレアーチーズケーキは、元々フルーツを飾っています。
でもこのようにお好きなフルーツだけで飾るのもOKです。
上は通常のフルーツバージョン。
下はオレンジとグレープフルーツのコンポートを飾ったものです。

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≪ ブドウのショートケーキ 12cm ≫

種なしのピオーネというブドウで作ったショートケーキです。
ピオーネは巨峰とマスカットの交配種で、
味、香り、食感共にブドウとして気に入っています。
間にもピオーネがたっぷり。スポンジには巨峰のジュースが染み込んでいます。
今の時期にしか出来ませんので、オーダーはお早めにお願いします。

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≪ スイートチョコとホワイトチョコのケーキ 18cm ≫

スポンジは全部チョコレートなのですが、
クリームが右半分ホワイトチョコ、左半分がスイートチョコレート味です。
ホワイトチョコのクリームは『極超のコクの生クリーム』といった感じで、
よくケーキのアイテムとしても使うクリームです。
こういったハーフ&ハーフも面白いですね。

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≪ 妖怪ウォッチ “ジバニャン” ≫

【フルーツデコレーション15cm  フルカラーイラスト(1)影なし】

以前お話しましたが、僕はまだ『真円』を描くのが苦手です。
またイラストで一番気を使うのが『目』だというお話もしました。
だから目が真円のジバニャンはとても苦手で、目を何度も描き直します。
首輪の部分も、丸を描いてから横の輪を描きます。
そしてそれらが描き終えてから、他の部分を描くんです。
簡単そうな画像ですが、以外に苦戦するんですよ(笑)

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≪ 妖怪ウォッチ “ブシニャン” ≫

【苺デコレーション18cm  フルカラーイラスト(1)影なし】

ジバニャン同様、目は苦戦します。
しかしここではまた僕の「苦手」が登場します。
ブシニャンの体の『インディゴ・ブルー』、いわゆる群青色は、
手持ちの食用色素で色合いを出すのがとても難しいです。
基本的には青に赤と黒を混ぜるのですが、
ちょっとした配合のバランスで、とんでもない色になってしまいます。
今回はいい色が出せて良かったですが、
この色が頂いた原画に入っていると、内心ドキドキしているんです。

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≪ 烈車戦隊トッキュウジャー “トッキュウ3号” ≫

【苺デコレーション12cm  フルカラーイラスト(1)影あり】

「黄色」の影を着けるとき、影の色は次の3通りがあります。
1)黄色に茶色を混ぜる、2)黄色に黒を混ぜる、3)黄色に赤を混ぜる。
画像によっては1と2を合わせたり、2と3を合わせたりします。
今回は2で描きました。
ちなみに先週のトッキュウ6号は1で影を着けました。
影で雰囲気が変わってくるので、色ごとに使い分けるんです。

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≪ トリケラトプス ≫

【苺デコレーション15cm  フルカラーイラスト(1)影あり】

本当は細かいうろこがたくさんあったので、それもなんとか表現出来ないかと思いましたが、
色合いが複雑だったので色だけで表現させて頂きました。
皮膚の模様に合わせて「光彩」「中間色」「影」「濃影」の4色を2セット、
合計8色を最初に作り、少しづつ色を入れて行きました。

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≪ ひよこちゃん ≫

【フルーツデコレーション15cm  フルカラーイラスト(2)影なし】

絵本の1ページにあったイラストを描き出しました。
通常こういった画像を描く場合はチョコで輪郭を描くのですが、
そうすることで雰囲気が壊れる時は原画通り『他の色』で輪郭を描きます。
チョコで描いたのは目と手に持っている輪っかのみ。
こうするとひよこも輪もちゃんと描き分けられますね。
絵本のイラストを描く人は、見た目で物語を訴えるのに、
描き方に工夫されているんだなと感じました。

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≪ 似顔絵 ≫

【苺デコレーション15cm  線描きイラスト(1)】

実はお預かりした写真はしかめっ面と目を見開いたお顔の2枚で、
そこからご本人の顔を想像するしかありませんでした。
最終的には喜んで頂けましたが、
「これしか写真がない」と言う時は、
時には「似てない似顔絵」になることもありますのでご了承下さい。

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≪ ウルトランス ≫

【苺デコレーション12cm  フルカラーイラスト(1)影なし】

「影なし」ですが部分的に同系色(グレー)があったため、
他の部分に適用しました。
オレンジ色は一緒に描いていた他のイラストに合った色を使いました。
そのためちょっと立体的になって見えますね。
「影なし」は、時にこんなラッキーがあったりします。

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本日のご紹介は以上です。
オーダー頂いた皆様、本当に有難うございました。

またのオーダーお待ちしております。

 

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【ご案内】

 

秋も近付き、長い夏休みを頂いておりました『ポワントちゃん』が
今週半ばから再登場しました。

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『ポワントちゃん』はフワフワのカステラの中にバタークリームが入っているお菓子ですので、
暑い夏にはとっても弱いお菓子なのです。

 

でも、それだけバタークリームが上質ということなのです。

 

1個130円(税別)です。

また来年の春まで、どうぞよろしくお願い致します。

 

 

 

それでは本日も長文お付き合い頂き、有難うございました。

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