昔ながらのモンブラン
カップケーキの中をくりぬいてカスタードと生クリームをしぼり、
黄色いマロンペーストをニョロニョロと飾ったあれです。
なんだ、それか。 と思うなかれ。
意外だったのですが、
今、静岡で作っているケーキ屋さんが非常に少ないようです。
みんな茶色いモンブランになっていました。
つまり今のお子さんたちは、
茶色いモンブランで育ってきている訳ですね。
だから黄色いモンブランはきっと新鮮なはずだと思いました。
40歳以降の人はおそらく、
こどもの頃に食べたモンブランは黄色いモンブランでしょう。
この方たちには懐かしい味なのです。
ただ、みなさんあの頃から何年も生きてきて、舌が肥えているはず。
だから今の舌でも美味しいと感じるよう、
きちんとした内容で作っています。
スカスカしたスポンジではありません。
生クリームも上質です。
栗も決してケチりませんし、クドくならない甘さに仕立てます。
そしてきちんと調整した昔ながらの黄色いモンブランは、
「敏感な舌を持つお子様には、絶対美味しいと感じるはず」
いまだからこそ、この美味しさを再確認して欲しいです。